お金を振込む時の注意点

お金を預ける金融機関は複数に分けるべきか

お金を振込む時の注意点 銀行には預金保険制度があります。いわゆるペイオフと呼ばれる制度で、一金融機関あたり1000万円までは預けたお金を保証するというものです。バブル崩壊後に1000万円に引き上げられ、今も金額は変わりません。若い人は預金保険制度という名前自体あまり聞きなれないと思いますが、逆にご高齢の方、特にバブル崩壊で損をされた方は頭にしっかりとこびりついている制度だと思います。

資産5000万円を現金で保有されているならば、5つの金融機関に分けて預けると、万が一預け先の金融機関が破たんすることがあっても、自分のお金が保障されているので安心です。しかし、この考えに縛られて、死ぬ直前まで複数の金融機関に預けてるとどうなるでしょう。もちろんお金は保障されていますが、遺族がすべての金融機関に足を運んで手続きしないといけなくなります。

バブル崩壊からもうすぐ30年になります。この30年の間に、金融機関は合併を繰り返し、金融機関自体が破たんに追いつめられるまで独立させないようになりました。時代は変わっています。ぜひご高齢になり、ご自分が亡くなった後のことを考える時がきたら、複数に分けていた金融機関をまとめる手続きをしてください。認知症になったり、ケガや病気で入院して、思うように動けなくなる前に、やっておくと良いと思います。長く取引してきた複数の金融機関のうち、1つか2つ信用できる金融機関を選び、そこにお金をまとめる手続きをしてください。

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